電話が終わってから、瞬と樹に、目で合図する。
2人とも、分かったようだ。

『 ………………じゃ、用事入ったんで』

「俺ら帰るわ」

「………………」

そう言って3人で教室を出る。
そして、待っててくれた咲夜の車に乗る。

「お、お疲れさん」

「「お疲れ様です」」

『 お疲れ』

「ってかどうしたナル、すげぇ疲れた顔してんな」

『……変な青髪野郎に絡まれてた 』

「青髪野郎?」

咲夜はピクっ反応した後、瞬と樹に目で説明を訴えた

「……あ、いや、なんつーかなんだけっけ?暴走族?せん…………せん……千なんとかって言う暴走族らしいです」

「…………暴走族……」

「それに、ナルの事知ってるみたいでした」

「はぁぁぁぁ?」