殺す少女と堕ちる男達 1

2人が言ったら、アリスちゃんは立ち上がって、おしりに着いたゴミを払い始めた。

その時、すごい突風が吹いた。
その拍子に、女の子のフードが取れる。

ッッッッッ

息が、止まるかと思った。

フードの中から現れた長い黒髪。
そして、あの日みた赤く鋭い眼光。


間違いない

「チッ」

あの子だ

アリスちゃんは、フードを被り直し、2人に何か話しながら行ってしまった。

バタン

その場には、ただただ静かな空気が、ずっと流れていた。