彪吾が藤崎を追い越して逃げ、がっちり繋がれた手の為、私が次に走り、その次に私と手を繋いでいる藤崎が走る。というか走らされている。
「うらめしやぁーーー」
「うぉーー!」
すると、前から出てきた幽霊に、行く手を拒まれる。彪吾は私にぴったりとくっ付いて、目をがっちり閉じている。
「うらめしやぁーー」
「…………あの、進めないんで、退いてもらっていいですかね?」
「うわぁーーーーー」
「……出れなくなってしまうので……」
「う“わぁーーーーー!」
「…………あのすみません」
………………なんだこれ。もっと驚いてやれよ藤崎。幽霊可哀想じゃんか。一生懸命怖がらせようと必死じゃんか。
「うらめしやぁーーー」
「うぉーー!」
すると、前から出てきた幽霊に、行く手を拒まれる。彪吾は私にぴったりとくっ付いて、目をがっちり閉じている。
「うらめしやぁーー」
「…………あの、進めないんで、退いてもらっていいですかね?」
「うわぁーーーーー」
「……出れなくなってしまうので……」
「う“わぁーーーーー!」
「…………あのすみません」
………………なんだこれ。もっと驚いてやれよ藤崎。幽霊可哀想じゃんか。一生懸命怖がらせようと必死じゃんか。

