殺す少女と堕ちる男達 1

『…………お前余裕だな』

「えぇ、まぁ。非現実的な物体は信じていないので。それより成美さん。なぜ彪吾の手を握っているのですか?」

ふと、藤崎の目線が私の手にいく。

『…………あぁ、えっと、迷子にならねぇように?』

「そうですか。では私も」

………………ん?

そう言うと、藤崎は私の反対の手を握った。いや、いいけどさ。

「……まったく、私は幽霊なんてものよりも、あなたの方が数倍恐ろしいですよ」

『……は?』

……いや、失礼じゃね?

と、その時

「うわぁーーーーーー」

どこからともなく髪の長い女が追いかけてきた。

「うぉ!」

あ、彪吾が驚いた。レアだ。てか手、痛い。握りすぎ。握力強すぎ。