「あぁ、ちなみにクラスは3人とも1―Bだ。仲良くやってね」

そう言うと、用があるようで理事長は去っていった。なので仕方なく3人、理事長室を出る。

「おぉ、お前らが理事長の言ってた3人か」

すると、すぐ前に男の人が立っていて、目線を上にあげる。黒髪に茶色い目のイケメンさんだ。

「俺はお前らの担任の五十嵐 慧だ。事情は聞いてる。よろしくな」

そう言って少し微笑むその人は、どこか咲夜さんのようだ。

「あぁ、よろしく」

「………………ん」

『………………よろしく』

「教室はこっちだ。案内する」

そう言う先生について行き、1-Bと書かれた教室の前で止まる。

「んじゃ、呼んだら入ってこいよ」

先生は先にガヤガヤとした教室に入っていった。