殺す少女と堕ちる男達 1

…………あぁ、会いたいさ。あの人だけじゃない。他にも大好きだったグルフォンのメンバー達。きっと、今頃みんなで、あの人を中心に、あそこでワイワイやってるんだろうな。


『…………いるさ。沢山』

「…………そうか」

彪吾は、意味がわかったのか、静かにそう言うと、私の隣に来て空を眺める。

「……俺も1人いるんだ」

『……彪吾が?』

「……あぁ。俺の弟だ」

私は彪吾の横顔を見る。

……そうか。こいつは家族を亡くしている。

居なくなる苦しみを、悲しみを、知っている。