殺す少女と堕ちる男達 1

沢山の押し寄せる気持ちを抑えながらナルちゃんを見ると、

『……………おい、さっさとトイレ行くぞ』

…………。

ナルちゃんは、真剣な顔でそういった。

「……そうだね、早く行こうか」

それからは2人無言で歩き、お店に着いてから用を足す。そして、それからまた2人で元来た道を歩く。


「…………ねぇ、聞かないの?」

『…………』

「…………俺がした事」

『………仁は、人の彼女奪うなんてしないだろ』

「…なんでそう言いきれるの?」

『………………お前、女嫌いだろ』

…………ッッッッ