殺す少女と堕ちる男達 1

それから皆でびしょびしょになりパラソルに戻る。

すると、ナルちゃんは流石にフードが邪魔になったらしく、フードをとって、長い髪を上にかきあげる。そして、よく見えるようになった綺麗な顔。

…………ちょっとドキッとしちゃうじゃん

「……お前、本当に綺麗な顔してんな」

「ナル〜可愛い〜」

なんて言って、また飛びつく葵。そして、それを優しく受け止めるナルちゃん。

「おいこら!抱きつくな!」

そして、それを引き剥がす瞬君と、無言でナルちゃんにくっつく樹君。

「え〜、なんでよ〜」

「なんでもだ!」

そして、そんな会話を聞いていると、お昼のチャイムが鳴った。もうそんな時間か。

「そろそろお昼にしましょうか」

「そうだな」