殺す少女と堕ちる男達 1

補習が終わって家に帰ると、光一がリビングにいた。瞬と樹の顔が嫌な顔になる。

「おう、補習おつかれさん」

『……サンキュ』

「…………どうも」

「………………」

「……んなあからさまに嫌な顔すんじゃねぇよ」


『…………なんか用だったか?』

「あぁ、お前夏休みだろ?折角学生になったんだし、どっか行こうぜ」

まぁそうだ。今までは仕事の日が殆どで、仕事がない日は一日中寝てたり、瞬と樹とテレビゲームをしてたりした。

『………どっかって何処だよ』

「あー、海とか?」

海かよ。