殺す少女と堕ちる男達 1

そう言って大量にメロンパンの入った袋を渡す。

「おぉ、凄い量だな。メロンパン屋に行ったのか。さすがナルだな」

そう言って頭を撫でてくる。咲夜に頭を撫でられるのは好きだ。

「ありがとな。後で食事の時にでもみんなに配るよ。春馬なんかもすげぇ喜びそうだな」

『……あぁ。あと、今度一緒に何処か行こうって春馬に伝えてくれ』

「あぁ、伝えとく」

『サンキュ』

それだけ言うと、私は本家を出て家に戻る。
リビングに入ると、まだメロンパン争奪戦が行われていた。それにさっきよりも人数が増えている。


いいな、楽しそうで。

こうやってメンバーがギャーギャー騒いでいるのを眺めるのも、結構好きだったりする。