殺す少女と堕ちる男達 1

さすがにあれだけ買ったものを1人で食べることはしない。私はお店で全種類平らげてきた。どれもすごく美味しくて、メンバーにも食べて欲しかった。美味しいものは、大切な人達と共有したいだろ。

まぁ、お陰で私の財布はすっからかんになったが


『……じゃあこれ、届けてくんな』

「おぉ、行ってこい」

「……行ってらっしゃい」

西城組の人達に買ったメロンパンの袋を持って家を出る。そして、少し庭を歩いて本家に入る。

ガラッ

ドアを開けると、丁度そこには咲夜がいた。

「あ、ナル。今日は出掛けてたんだろ?どした?」

『……これ、お土産だ。皆で食べてくれ』