殺す少女と堕ちる男達 1

………………うわぉ

案の定予想した通り、そこには大量の積み重なったメロンパンと、それを一生懸命頬張るナルちゃん。そして、それを呆れた顔で見る瞬君と、愛しそうな目で見つめる樹君。

「ってあれ?清水?なんでここにいんだ?」

瞬君がこちらに気づいてから、樹君とナルちゃんもこっちを向く。

「あぁ、ちょっと僕もここに来ててね。それでナルちゃん達の声が聞こえたから」

「ふーん」

ナルちゃんを見ると、またメロンパンを頬張っていた。ほっぺにクリームがついてる。可愛い……

自然な動作でナルちゃんのほっぺに着いたクリームを取り、舐める。甘い。

瞬間鋭い目線を2つかんじたが、

『…………ん、サンキュ』

というナルちゃんの声で気にならなかった。