殺す少女と堕ちる男達 1

仁side

今日はマミちゃんとデート。昨日どうしても今日デートして欲しいって電話があったからね。俺も暇だったし。っていうことで、午後から待ち合わせして会う。

「あ、仁〜、久しぶり〜」

分かりやすい猫なで声と、鼻をつんざくようなキツイ香水。

「久しぶりだね〜マミちゃん」

最後に会ったのなんて覚えてないけどね。

すると、俺の腕に自分の腕を巻き付けて、胸を押し当てるようにしてくる。そして狙ったような上目遣いで、「今日どうするぅ〜?」なんて言ってくる。

「そうだね、どこ行きたい?」

「うーんとぉ、ホテルには行きたいかなぁ〜」

まぁ、そうだろうね。ホテルに行く事が目当てみたいなものだろうし。