補習は週に2回。私と瞬と樹の担当は五十嵐だ。因みに、私のクラスの赤点は私達3人だけだ。意外と皆頭良かった……

「ナル!水着持ってきてね!」

「そうだね〜ナルちゃんの水着姿楽しみ〜」

水着、水着、水着、

『………………持ってねぇ』

そう言うと、皆がバッ、とこちらを振替える。

「ナル!水着無いの?」

「それじゃぁ、買いに行かないとね」

「 ……お前マジか」


まぁ、いいや。瞬と樹も持ってないし。3人で買いに行こう。

と、そんな会話をしていると、電話が鳴った。

「あ、俺だ、ごめ〜ん。」

仁の携帯だったようだ。

「あ、もしもし〜マミちゃん?ん〜どしたの?うん、うん、そっか、じゃあ明日の夜ねぇ〜」