そんな無駄話をしながらも、プリントを進めていく。因みに、テストまではあと一週間だ。そして、私は、頭は良くなったとはいえ、まだテスト範囲の勉強まではいっていない。まぁ、だよな。
いや、分かってたし……。出来るなんて思ってねぇし……。

「………おい、何問題解きながら落ち込んでんだよ」

『…………落ち込んでねぇ。、、、、なぁ、私今回のテストで赤点逃れると思うか?』

「あ?無理だろ。お前は赤点回避不可能」


…別に分かってたし。ちょっと勉強頑張ったからっていい点取れるなんて思ってねぇし。これだから悪足掻きは嫌なんだよ。ちょっと期待させるだけさせて結果はどうせ「おい、なにグチグチ言ってんだ」やべ、声に出てた。

すると、ぷッと急に吹き出して笑う五十嵐。

『……………………んだよ』

「ハハ、お前、愚痴になると饒舌になんのな‪。可愛いとこあるじゃねぇか‪w」

…………こいつぜってぇばかにしてる