「おい、解けたか?」

『…………ん』

今私は、生徒指導室で補習を受けている。

理由は授業中ずっと寝ていた為。
それと、2日学校を休んだ為。

でも、絶対後者は後付けだ。絶対に寝てた事への罰だ。絶対に。

「よし、んじゃあ次これな」

『…………ん、』

そして、どんどん問題を解いていく。最近勉強会で勉強をしていたお陰か、大分頭が良くなった気がした。

だが問題を解いていると、急に五十嵐が

「お前、怪我してんだろ」

と言ってきて、思わずペンを止めた。