殺す少女と堕ちる男達 1

「葵、聞いてほしい」

そして、真剣な顔でぼくにそう言った。僕は、その真剣過ぎる眼差しに、少したじろいだ。

「な、なんだよ」

すると、そいつは思いっきり頭を下げた。

「ごめんなさい。沢山傷つけて、沢山酷いこと言って」

なんで、、今頃謝ってくるんだよ……

「分かってる。あなたを沢山傷つけた私が許されるはずないって。でも、、これしか、方法が無かったの…………」

「…………なんだよ、方法って、、」

混乱した僕の頭は、話に追いつく事が出来ない。
すると、頭を上げて僕の目を真っ直ぐと見て

「話を、聞いて欲しい」

そう言ったんだ。