殺す少女と堕ちる男達 1

『……心配掛けたくなくて言わなかったのは私だ。それなのに余計心配を掛けた。私が悪い。本当にごめん』

「ナル……」

『頼りにしてないとかじゃない。ただ本当に、心配掛けたくなかったんだ……』

すると、突然感じる温もり。

樹が、抱き締めてきた。

「ナル。僕は心配したい。ナルの調子が悪い時は心配させてよ。迷惑だなんて思ってない。僕は逆に、ナルの事が分からない時の方が、辛いから」

……………樹、やっぱり樹は、優しいね。大好きだ。

『ありがとう』

私も抱きしめ返す。

「次から、ちゃんと言ってね」

『…………うん』