「平気か、成美」

どうやら銀髪男君は、1人のようだ

『あぁ、サンキュ。助かった』

「いや。怪我はないか?」

『ねぇよ。ありがとな 』

そういうと、寄せていた眉を元に戻し、私の横を歩き出した。

『帰り道、こっちなのか?』

「いや、送っていく」

いや待て、それはまずい。何がまずいって、

西城組に住んでる事がバレる

全国一の組と繋がっている

裏組織のグルフォンの存在を知る

素性がバレる
いや、いつかは話す時が来るかもしれない