んー、困ったな……

『あー、転んだ 』

「転んだ?」

『そ、転んで階段から落ちた 』

「えー!大丈夫!?ナルっておっちょこちょいなんだね!」

『まぁな 』

葵は誤魔化せた、、と思う。
仁は、、、、疑うような、探るような目で私を見る。総長の銀髪君も、藤崎そうだ。
拓哉は、、、よく分かんねぇ。多分平気だ。

「あ、そういやナル、五十嵐がお前のこと呼んでたぞ」

そんな空気を拓哉が破ってくれた。