殺す少女と堕ちる男達 1

それから、お腹、足も、同じ様に手当てしていった。 それから、頬も少し切れていたので、そこには少し小さめのガーゼを貼っておく。

『 ありがとな、光一』

「いや、次もなんかあったら言え」

『あぁ 』

「じゃあ、今日もう遅いし、寝ろよ」

そう言って頭ををポンポンしてから部屋を出る。
そして、本家へ戻ると、丁度咲夜が歩いてくる所だった。

「おぉ咲夜、起きてたのか」

「あぁ、まぁな。お前こそ何処行ってたんだ?」

「ちょっとナルんとこに手当にな」

「は?ナル怪我したのか?」

「あぁ、今日の仕事で啓太庇って怪我したらしい」

「はァァ、あいつが怪我すんのって大体仲間庇ったときだよな」