殺す少女と堕ちる男達 1

光一side

今日は、ナル達は夜中から仕事があるらしく出かけていった。

だから、俺も自分の部屋に戻り、仕事の資料を片付けようと思い没頭した。
すると、思っていたより手こずって、終わったのは2時過ぎだった。

それから、気分転換に、外の空気を吸おうと廊下に出ると、丁度廊下を歩いていた啓太に会った。

「おぉ、啓太か。仕事終わったのか」

「あ、はい。今から若に報告に行くところです」

「そうか。あれ、でも報告って、ナルがするんじゃねぇのか?」

そう聞くと、少し苦い顔をして

「ボス、自分を庇って怪我したんス。それで今はお風呂で血を流してるので、代わりに」

怪我をした?ナルが?

「すみませんっス」