殺す少女と堕ちる男達 1

「なんだ、刀の手入れか」

『あぁ、今日これから仕事だからな 』

「………そうか」

光一は、そう言うと私の前のソファ。ではなく横に座る。

『どした?何かあったか? 』

「いや、ナルに会いたくなったから来た」

『さっきまで会ってただろ』

「2人きりで会いたかったんだよ」

そう言った直也が真剣な顔をしていたから、私は刀を置いて手入れをやめ、光一に向き合う。

「……なぁ学校どうだ?」

『 あぁ、思ったより楽しいよ』

「友達は出来たか?」

『そうだな、変な奴らが5人 』