授業が終わると、直ぐに樹と瞬が来た。

「ナル、電話誰だったの?」

「随分と楽しそうに話してたな」

……聞こえてたのかよ

『あのな、電話は啓太からだったんだけど、今日光一と春馬が帰ってきた 』

「はぁ?あの変態野郎が?」

「……………………」

そして2人とも嫌な顔をする。まぁこの2人は、何かと光一にからかわれてたしな。無理もないか。

『まぁ、そういう事で、今日はもう帰るぞ 』

「なんだよ、帰んのか?」

すると、タイミングよく来た拓哉が話しかけてきた。

「あぁ、わりぃ用事が出来てな」

『 ………まぁ、そういう事だ。じゃあな』

「ふーん、まぁ、用事なら仕方ねぇ。あいつらには言っとく」

『 …サンキュ』

それから3人で堂々と学校を出て家に帰る。

ガチャ

「「『 ただいま』」」

そして、リビングに入ると、「おう!会いたかったぞハニー!」と言って金髪野郎、基光一が抱きついてきた。

『 ぐぇ』
すっごいハグ力で苦しい……