(……ん?……んん?)
目が覚めて、一瞬、ここがどこだかわからなかった。
しばらくしてから、やっと思い出すっていう…
(う、うそっ!)
時計は、4時近くを指していた。
えっと…
遅い朝食を食べて…確か、その後、退屈で寝てしまって…
えーっ!?一体、何時間、寝てたのよ!
半ば、今の状況が信じられないまま部屋を出たら、なんだか良いにおい…
においの元はキッチンだ。
「奥様、お目覚めですか。
何かお召し上がりになられますか?
先程、声をかけさせていただいたのですが、眠ってらっしゃるようでしたので…」
私の気配に気づいたのか、鍋をかきまぜていた三田さんが振り返ってそう言った。
「え…あ、どうしようかな。
あ、柊司さんは、何時頃帰られるんですか?」
って、そんなことも知らない妻ってどうなんだろう?
でも、訊いたことないもんなぁ…
「今日は7時くらいのご予定でございます。」
7時か…それまで待つのはちょっと辛いかな。
あ、コンビニでパンでも買って来ようか。
「あの…私、ちょっとでかけて来ます。」
「どちらへ?」
「え?は、はい、ちょっと眠気覚ましの散歩に…」
私は意味もなく笑って、その場を立ち去った。
目が覚めて、一瞬、ここがどこだかわからなかった。
しばらくしてから、やっと思い出すっていう…
(う、うそっ!)
時計は、4時近くを指していた。
えっと…
遅い朝食を食べて…確か、その後、退屈で寝てしまって…
えーっ!?一体、何時間、寝てたのよ!
半ば、今の状況が信じられないまま部屋を出たら、なんだか良いにおい…
においの元はキッチンだ。
「奥様、お目覚めですか。
何かお召し上がりになられますか?
先程、声をかけさせていただいたのですが、眠ってらっしゃるようでしたので…」
私の気配に気づいたのか、鍋をかきまぜていた三田さんが振り返ってそう言った。
「え…あ、どうしようかな。
あ、柊司さんは、何時頃帰られるんですか?」
って、そんなことも知らない妻ってどうなんだろう?
でも、訊いたことないもんなぁ…
「今日は7時くらいのご予定でございます。」
7時か…それまで待つのはちょっと辛いかな。
あ、コンビニでパンでも買って来ようか。
「あの…私、ちょっとでかけて来ます。」
「どちらへ?」
「え?は、はい、ちょっと眠気覚ましの散歩に…」
私は意味もなく笑って、その場を立ち去った。



