『久しぶりやね。元気?だよね?』



俺を見てフフフと笑う彼女。

雰囲気、変わったなぁ。



『元気か?』


彼女はウンウン…と頷く。




『どうしたの?話があって呼んだんでしょ?』


俺の胸は急に高鳴っていた。





『俺、望奈が好きだ。
好きだ…付き合って欲しい。そう思ってる』

『前に言われた言葉だよね〜。ごめん』



ごめん…って言葉がどういう意味か分からないし、
不安を覚えてしまう。



『えっ!まだ諦めてないんだろ?誠実か……』



誠実のことが頭をよぎる。



『うん!近いうちに告白しようと思って…。
それからにして欲しいの』



一年生の頃から渋っていた返事が来た…