俺が阿佐の立場でもそうだろう。


ただでさえ、
こいつは自分のせいだと……自分を責め立てている。



事故に遭った日のこと、
自分が悪いって言った……




49日法要が終わると、
光里自身も仕事に復帰…


俺もみんなも同じように、
少しずつだけど前を向いて歩こうとする。





自身の気持ちが落ち着きはじめた時、
光里とのことも考えるまでに時間はかからなかった。



きっと、
ずっと好きな気持ちはあったから。



光里は、
今もまだ旅立った航大の死を受け入れられずに…引きずっていると思う。



だから、
時間を待った…




航大の49日法要が終わったのは
5月11 日。





6月になっての土曜日だったと思う。