♪♪ ピーポーピーポーピーポーピーポー……






♪♪ ウーウーウー…






救急車と消防車が鳴り響く……






もういい…明日、連絡来るだろうから。



寝ようとした夜中の1時過ぎだった……






♪♪ プルルルル〜






携帯が音を立てる…





見たこともない電話番号に戸惑いを隠せないまま





『はい…』

『私…阿佐航大の母です。
遅い時間に申し訳ないです。
十和田光里さん…ですよね』





阿佐くんのお母さん……



阿佐くんのお母さんがなぜ…?






『はい…。十和田光里です。』

『航大が…航大が事故に遭ってしまって……』