1カ月ほど会えなかったあとに、
気まずくなるなんて嫌だ。





円滑に進めたらそれこそ言うことなんてない…





次の日になって、
携帯には何通もの不在着信があった。





すべては…母親から。





『ごめん、気づかなかった。』

『ごめん。高熱で大変だから病院来て…』




弟の体調が悪くなって、
緊急を要することだったから…再び会えなかった。





不信感を持ちつつ、
光里を信用していた俺は口をつぐんでいた。





このときまでは…





3日して、
戻るときだった__……






アパートの前に見覚えのあるふたりが立っているのを遠くから見た





光里と阿佐……