『お前、なんだよ?光里と阿佐…付き合ってるのか?』

『そんなんじゃないよ。誠実、落ち着いて。ねっ♪♪ 』

『お前、俺が好きって分かるだろ。
諦めきれないんだ。ごめんな…』





今までにないケンカをした後、
阿佐とは笑っていられるようになった。





この時、
俺の心の中にはある決意が固まっていた。





“結婚”しようと決めていたからだ。




しかし、
ふたりが友達以上恋人未満の関係を続けていたのを見て気持ちが切れかけた。





『お前、俺たちが結婚したらどうするの?諦める?』

『誠実?』

『光里、少しだけ待ってくれないか?阿佐に聞きたいから』





俺の真剣な顔に、
光里も阿佐も驚愕してしまった。