電話を切らずに戻ってくる光里は俺に言った



『阿佐くん、今日ここに来ていいかな?』

『マジ?まあ、良いけど。』





嫌な予感がするな



しかし、
こんな嫌な予感ってのは当たるもの。





♪♪ ピンポーン…





俺は気に入らなくて、
来てもベッドの中で漫画を読んでいたし。





『阿佐くん…。入って』

『誠実…久しぶり。ごめんな。』

『……』





光里と阿佐…


以前より、
距離は近くなっているし…俺ってなんだろう。





『誠実?おいでよ♪ 』

『そうだぞ!お前だけなんでそっちにいるんだよ』

『俺、邪魔だろ?』





ふたりの距離についていけなくなったのは本当のこと。