ふたりで会っていることが増えた…そう聞いた時、一度は気持ちが切れかけた。






久しぶりにアパートに帰ってきたとき、
阿佐はいなかったけど
ずっと会っていた。



俺は、
3日間だけ仕事を休むことにして彼女と過ごす時間を費やす。





♪♪ プープープー♪♪ プープープー♪♪





光里の携帯が鳴り響く狭い部屋…



光里はトイレにいるし、

半信半疑な気持ちで、
携帯の液晶画面を覗く





【阿佐航大】



…阿佐⁈




阿佐から、
ひっきりなしに掛かっていた電話。





『ひかりぃ。電話掛かってんぞ♪』

『わかった』



トイレから出てくる彼女に


『阿佐からだって…』