次の日のこと…、


私を置いて、
誠実は阿佐くんと話をきちんとするために出ていった





なかなか帰ってこない誠実を心配して、
アパートを出たところ



誠実と阿佐くんが歩いて戻ってきた。






『ひかり。どうした?』





どうした…って、心配するに決まってるじゃん。


口をモゴモゴさせる私の頭を撫でる誠実。





『ひかりちゃん,。ごめんね。』



正直言って、
ふたりの目を見れなかった。





『大丈夫だから。気にしないで。』




そう言ってあげられるしかなかったから。






『好きだったんだって。光里のこと…。』





誠実、それで良いの?

なんで笑顔なの?





『好きだった。
苦しめさせてごめん…』