『ごめん…。帰るわ。俺』



そう言ってベッドを立つ阿佐…、



布団を開ける阿佐の手は、しっかり光里の手を握っていた……。






『待て。お前ら…何してた?』



気まずそうに手を離すふたりを見た。





『相談じゃないだろ。何してたんだよ?』

『相談……。』





ふたりの言葉にこの時だけは、
疑いを感じつつ笑うことにした。







しかしながら、
これが続くなんてことあったら…



不安はやっぱり図星と言うくらいあたり、
再び夜11 時近くに帰ると阿佐がいた。





『不安が大きいんだって…。
だから怒らないであげて』



光里は優しいから詰め寄ってくる…



この時はそう思っていた……