『悠樹…望奈ちゃん…。
この度は御結婚おめでとうございます。
俺たちは高校時代からの仲間ですが…、
悠樹は熱いけど…多少の浮気者で心配ではありますが…』





誠実と言うやつがマイクを使って、
そんな挨拶をし始める





周りはざわつきはじめ





『悠樹をずっと掴んで離さないよう…幸せに素敵な結婚生活を送って下さい』





そう締めくくりながら、
泣かせてもくれた仲間たち。






お色直しの為にふたりはその場を退場。





赤のドレスを着た望奈は、
輝いて見えて…




ふたりは再び、再入場するために席を立つ。





『新郎新婦の再入場です。
キャンドルサービスを行う為、
各席を廻りますので盛大な拍手でお迎えください』