目線や表情に嘘偽りがなくて、
笑顔だから余計揺れてしまったけど…
光里のことが好きだ。


忘れられるわけがない…
忘れられていなかった…





『ごめんね、気持ちに嘘つきたくない…』

『そう…』





告白を受けて断った日から、
光里の方へ詰め寄ることがあったとも聞いた。



距離を離しても付き合ってほしいって言われることも多い…




光里から一方的に拒否られ始めた時…
後悔先に立たずって言葉が重くのしかかり、
精神的に病むことも。





最後の電話では、
切られてしまった…





連絡がつかなくなり、
光里の病気になってしまった時のことが浮かぶ。





『はぁ……。』