『何ともないよー♪』



笑っていて安心できる。





『ひかり。目つぶってみ?』

『何? 何? 』





俺は光里の手を掴んだまま、
左の薬指に指輪をはめていた





『えっ? 何?』

『目、開けてみ』





光里は涙目になりがちに…


驚かせてごめんね。





『誠実。これ……』

『誕生日おめでとう。少し早いけど。
あと2年記念日…』





キラキラ輝く指輪を見つめて感動したのか、
泣き出しちゃった。





『ありがとう…。2年なんだね…。
苦しめてごめんね。心配かけてごめんね』


『光里が治ったら…俺たち結婚しよう?』



これにまたビックリさせてしまった。