高校を卒業して、
早くも3カ月の月日が経つ





光里が福岡に立つのが耐えられない俺は、
空港まで光里を探しに行くことにした日。





『会いに行く…』



俺は親父にわがままを押しきって、
車を出してもらう。



空港内では、
ずっと光里を探し求めて…
しばらく名前を呼び続けた。





光里とはエスカレーターで会ったけど、
離したくはなかった。





(ずっとここにいろよ)



心が張り裂けそうな気持ちを押さえるのに時間かかる…





__あれから3カ月。





俺も会いに行くのを考えていたけど…
真っ先に光里が言っていた





『会いたいの…。会いにいってもいい?夏休みを使って帰省するから』



そう伝えてくるのに胸が痛くなる。