【本編】純愛DAYS〜恋×愛LOVE Diary〜

これから新しい家に向かうところで、
ドキドキと胸は高鳴った。





夜になると…



誠実の方から電話がかかってきた





『はい!』

『ひかりっ。着いた?福岡、どう?』

『どう…って、まだまだだから。
荷物の整理とかもあるし。
誠実、学校頑張ってね』

『お前もだよ!』



誠実の低い声が、私に安心感を与えてくれる。



この日、
電話を終えてからはもう穴が開いてしまったせいで



何もやる気が起きなくなってしまった私は、
ひたすら寝てしまう日が続いた。



毎日掛かる電話もメールも…
返せていない。





2日間で不在着信は10件…

全て……誠実だった。




『誠実…?ごめんね』