【本編】純愛DAYS〜恋×愛LOVE Diary〜

あっ…行かなきゃいけない。



『バイバイ…』



手をずっと振ってくれている誠実は、
いつまでもいてくれた。



私の姿が見えなくなるまで…



搭乗券を通して、
飛行機まで向かうデッキがあるガラス窓の向こうに誠実…




まだいるの?



笑いかけてくれている…。





見えなくなるまでいて、
私はもう一度だけ戻った時…
誠実の姿はそこにはなかった。



誠実、
行っちゃったんだ……



しばらくは会えないんだよね…

寂しさから…
ポッカリ穴が開いた瞬間だった…



飛行機に乗り込むや否や、
涙の雫が流れ出てお母さんに抱きついて泣いた。





『大丈夫だよ。
誠実くんとまた会えるから…。
遊びに来たらいいのよ。』