【本編】純愛DAYS〜恋×愛LOVE Diary〜

私は誠実の姿を見つけると、
エスカレーターで下まで向かう…


ちょうどその時…
誠実が登ってきたのですれ違う…


お互いを見つめるけど、


手を伸ばしたまますれ違い、
私は上に戻るとそこには…


息を切らした誠実がいた。





『せいじ…。何しに来たの?』

『何しに…って、会いに来たんだ。
会いたくなったから!』

『恥ずかしいじゃん!声、響いてたよ…』

『ごめん。』

『ここまでどうやって来たの?』

『親父に送ってもらった…』





そうだよね…

バスか、
電車を考えてしまったよ。





『親父は車に乗ってるんだけど……』





そう伝える誠実の目元…


心なしか腫れているように見える。