【本編】純愛DAYS〜恋×愛LOVE Diary〜

その話は終わり…
本当にサヨナラする時が来た





『またね、
会おうねーー♪』




みんなが背を向けて帰って行くのを見て、
私と誠実も歩きはじめた。



誠実がいると落ち着くし、安らぐ時間はあっという間にこの時が来てしまった…





家の前まで送ってくれるのはいつものこと。



だけど…
今日だけはいつもと違っていた。





お互いの手が離れなかった…

お互いに離れるのがつらかった…





『誠実……。泣かないから…。大丈夫だよ、私』

『そっか……。
俺も泣かないからな。
連絡するからな』

『私も…。いつだって……んんっ…』





急だった…

急に抱きしめられ、
ふたりの唇は重なっていた。