その話は終わり…
本当にサヨナラする時が来た
『またね、
会おうねーー♪』
みんなが背を向けて帰って行くのを見て、
私と誠実も歩きはじめた。
誠実がいると落ち着くし、安らぐ時間はあっという間にこの時が来てしまった…
家の前まで送ってくれるのはいつものこと。
だけど…
今日だけはいつもと違っていた。
お互いの手が離れなかった…
お互いに離れるのがつらかった…
『誠実……。泣かないから…。大丈夫だよ、私』
『そっか……。
俺も泣かないからな。
連絡するからな』
『私も…。いつだって……んんっ…』
急だった…
急に抱きしめられ、
ふたりの唇は重なっていた。
本当にサヨナラする時が来た
『またね、
会おうねーー♪』
みんなが背を向けて帰って行くのを見て、
私と誠実も歩きはじめた。
誠実がいると落ち着くし、安らぐ時間はあっという間にこの時が来てしまった…
家の前まで送ってくれるのはいつものこと。
だけど…
今日だけはいつもと違っていた。
お互いの手が離れなかった…
お互いに離れるのがつらかった…
『誠実……。泣かないから…。大丈夫だよ、私』
『そっか……。
俺も泣かないからな。
連絡するからな』
『私も…。いつだって……んんっ…』
急だった…
急に抱きしめられ、
ふたりの唇は重なっていた。


