そうやって言ってくれたクラスメイトもいて、
一気に寂しい気持ちが増す。





.残ることが卒業式だけになってしまったことが全てだった。





もう会う日が少なくなっているんだよ。

みんなとも…
誠実とも……





しんみりしていたとき、
話しかけてくれる誠実は卒業旅行の計画を立てる話をしてくれた。





『どこに行きたい?』

『遠くに行けないよね…お金だって厳しいんだもん。』

『大阪か?東京ディズニーランドか?』

『ディズニーランド…って言ったら迷わない?』

『全然。光里が行きたいなら…。行こうぜ』





その日は、
昼までで帰れるからふたりは旅行会社に足を運んでいる。