『戻したら?無理?』

『向こうからは来ないだろ。』



そう思う。


別れ話して、
実は…そんな気持ちないと思う。





『聞いてあげようか?キューピッドになろうか?』

『迷惑かけるからいいよ…』

『もったいないな…、お前ら』



助けてくれる友達がいる幸せを身にしみて感じた。



『ヤキモチって…。私もあるけど…どうなんだろう。』





そんな3人の話を聞いていた望奈…



廊下を歩く望奈の耳に入ってしまったのか、
こっちを振り向く。





『望奈、望奈いるじゃん』





そう言って光里ちゃんが駆けていくけど、
走り去る望奈も見た。


俺には追いかけてやることもできない。