翌朝__





真っ先に望奈のクラスに向かうと、
望奈は机にうつ伏せ。





頭を撫で


『みな…。昨日はごめん。』


『もういい…。』





ごめん…
ごめんな…




夕方になって、
望奈がクラスまで来てくれた


『悠樹…、私もごめんなさい。妬いちゃった!』



と漏らした。



この日、
久しぶりに一緒に帰ることにしてたくさん話ができた。



『好きなの…。だから焼いた。心狭いね。』

『俺も好きだよ…。昨日の夜、考えた。
望奈が好きだ。』





夕方、
俺ん家に望奈が来た。



久しぶりのふたりっきりのひととき。


……やっぱり、幸せだなぁ。


俺らは付き合ってから、
何一つ進展がなかった。


…身体の関係も、勿論のことキスすらなかった。