私はあの日美しい蝶を見ながら涙を流した。

首を傾げながら聞いた。


その人はみるみる眉を吊り上げて私を見ていた。


「あんた……!!私の事忘れたの!?」


忘れるもなにも分からない。


昔からそうだ。


興味の無いことはすぐ忘れてしまう。



「あんた相変わらずクソね!!」


そう言って右手を振り上げた。