キミに夢中です。





◎ 斗真 side






俺が紗絵を好きになったのは体育祭の日。





一人キラキラして輝いてた。



キラキラした目で
彼氏を追ってた紗絵に


一目惚れしたんだ。





一目惚れしたって言っても
紗絵と俺はもともと友だちだったんだけど。




キラキラした紗絵をみて
好きだと思った。

これが恋かって。

すげーださいけど。





でも紗絵は
彼氏と別れたらすぐに
新しい彼氏ができる。





みんな本気で好きになるから
誰も何にも言わないのだけど。




かといって
一人一人が短いわけじゃないから
悪い印象もないんだ。




だから俺はずっと待ってた。
紗絵が俺に振り向いてくれるの。





やっと、俺の隣に来てくれた去年のクリスマス。






なのに、、



なんでだよ。







2年生、隣の席が
俺の初恋の人。





好きで好きでたまらなくて
ずっとずっと手に入れたかった人。



けど、
俺ではだめで
彼女を幸せにはしてあげられなくて
こんなにも胸が苦しくなら
二度と恋なんてしないって思ったくらい。




隣の席見て声が漏れた…



「もえ………」






そんなとき


萌が俺の方見ていうんだ。




「斗真くん…


久しぶりだね、相変わらずかっこいいね。」




って。




俺の頭の中から
さえの存在が消えた。


もちろん好きだ。


でも、萌とのたった一言の会話が
忘れられなくて


思いもよらない言葉が俺の口から
発せられた。


「萌、またいつか前みたいに
一緒に笑いたいな、」って、、




無意識だった。
きっと紗絵が聞いたら泣くだろうなと
分かってた。



でも止められなかった。