「今日はこのまま試合をする」

「はい」

「2つにわかれて、キーパーを決めてくれ」


3年生と2年生それぞれグッパーをして2つに分かれた。

マネージャーからゼッケンを受け取る。


俺と航平は違うチームになった。

俄然燃える。

俺たちは幼なじみであり、仲間であり、そしてライバルでもあった。

それはいろんな意味を含めての。


「ピー」

ホイッスルの音とともに試合がスタート。

俺は駆け出した。