――「班は違ってもさ、一緒に行動したりできることもあるだろうし、な?俺もお前と同じ班になれなくて残念だけど、でもバスとか隣になったりしようぜ」 さっき航平に言われた言葉を思い出して俺は少し微笑んだ。 今日の部活終わり、梨花子にちゃんと言おう。 そして葵にもちゃんと謝ろう。 「榊くん、こんな感じで決まったんだけど、どう?」 「いいね、楽しそう」 俺はこの班で修学旅行を楽しもうと決めた。