…実話です。


私は福岡で生まれ、福岡で育った。


いわゆる博多っ子。


「博多美人」「方言が可愛い」


よく言われる。


でも、私には「最低」という言葉が足りない。


私の両親は会社員で4つ上に姉、10つ下に弟の5人家族です。


甘やかされ、わがままに育ったものの


よく父から「姉の方が頭がいい」「姉の方が勉強もしていて友達も多い」と比べられていました。


だから、姉が羨ましかった。


でも、本当に姉は面白く面倒見がよくかなり大好き。今でもよく遊ぶ。


裕福とは言えないけど、それなりに幸せに生きていました。


そんな私の初恋は小学1年生。


同じクラスの山田くんは可愛い顔で、学年の人気者でした。


家の前に川があるんですが、その川の奥に山田くんの家がありました。


毎朝、山田くんと一緒に学校に行きたくて


山田くんが家を出たことを確認してから私も登校していました。


(私可愛いな)


どのきっかけで山田くんを好きになったのか覚えてませんが、気がついたら好きでした。


ずっと一緒にいたいな。


もっと遊びたいな。


多分そう思ってたと思います。


バレンタインデーを利用して私は山田くんに


山田くんそっくりのクッキーをプレゼント。


(重い)


母も山田くんを気に入っており、受け取ってもらえることを願ってくれてました。


山田くんは重いクッキーを受け取ってくれました。


お返しのホワイトデー


私は山田くんからプレゼントを貰いました。


でも、ごめんなさい


覚えてないです。


記憶はないんですが、おそらく山田くんに告白はしてないかなぁって思います。


山田くん人気者だったし…


「好き」から「告白」という思考を備えてなかったので…


という素敵な初恋を経験しました。


(顔面クッキーはやばいやろ…)